話題としては謹賀新年と関係ないが,今日読んだ専門誌からの記録
大木惇夫著
死生観
ゆるされしよろこびを生き
ゆるされしかなしみを生く,
生きの身の生きのいのちの
きはみには,ゑみて眼とぢん
わざはいとさちと計りて
さしひきは「なし」とこたへん,
「なし」こそは,いともあかるき
大慈悲のはじめにかよへ。
戦友別盃の歌 (南支那海の船上にて)
言ふことなかれ,君よ,わかれを,
世の常を,また生き死にを,
海原のはるけき果てに
今や,はた何をか言わん,
熱き血を捧ぐる者の大いなる胸を叩けよ,
満月を盃にくだきて
暫し,ただ酔ひて勢へよ,
わが征くはバタビヤの街
君はよくバンドンを突け,
この夕べ相離るとも
かがやかし南十字を
いつの夜かまた共に見ん,
言ふなかれ,君よ,わかれを,
見よ,空と水うつところ
黙々と雲は行き雲はいけるを。
0 件のコメント:
コメントを投稿